皆さん、インターネット回線が遅いと感じることは普段ありませんか?
動画、オンラインゲーム、アプリ、SNSの普及により日々の通信量はどんどん増えています。インターネット回線の利用者が増えれば増えるほど、回線の混雑が生まれやすくなり、「ネットが遅い!」といった問題に繋がってしまいます。
そういった問題を解決するのがIPv6に対応した光回線です。
こういった悩みを持っている方であれば、この記事は必見です。
この記事ではIPv6についての解説と、IPv6に対応した光回線の比較をまとめてみました。
私自身、光コラボ回線の訪問販売をしていた経験があり、どういったプランがユーザーにとって最適なのか?といった視点で記事を作成しましたので、良ければ参考にしていただければ幸いです。
Contents
IPv6とは?
IPv6とは新しい通信規格のことで、今まではIPv4が主流でした。インターネットに接続された、パソコンやスマホ、タブレットなどには固有のIPアドレスが割り振りされます。
インターネットに接続された、全世界の端末にIPアドレスが割り振りされます。IPv4の場合、32ビットのデータとして表現されます。IPv4の接続可能な台数の総数は2の32乗個ということになるので、約43億台の端末がインターネットに接続できるということです。全世界でです。
ところが、昨今のインターネットサービスの復旧やテレワークの導入企業が増えてることもあり、現在ではIPv4アドレスではアドレスの数が足りない、若しくは混線するといった状況になってます。
そこで、新しい通信規格として注目されているのがIPv6です。IPv6ではIPアドレスを128ビットのデータとして表現し、アドレス総数は3.4×10の38乗個の約340澗(かん)個となります。
なのでIPアドレスが枯渇することは、ほぼありえません。膨大なアドレス空間を持っているので、様々なデバイスがインターネットに接続する、IoTやスマートホームといった環境のインターネット規格として非常に優れています。
IPv6対応光回線の比較【17選】まとめ一覧
光回線に対応した、プロバイダーや最大通信速度、IPv6のオプション料金の有無やIPv6対応ルーターのレンタルの有無などを調べて一覧にしました。
メモ
IPv6に対応した光回線の一覧です。2021/9/2時点の一覧です。最新情報が分かり次第、更新するかもしれません。
光回線 | プロバイダー | 最大通信速度 | IPv6サービス名 | IPv6オプション料金 | IPv6対応ルーターのレンタルの有無 |
NURO光 | NURO光 | 上り 20Gbps / 下り 20Gbps | IPv4/v6デュアル方式 | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)月/無料 |
ビッグローブ光 | ビッグローブ | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | IPv6オプション | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)550円/月 |
ドコモ光 | とくとくBB | 上り 10Gbps / 下り 10Gbps | V6プラス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)無料 |
ドコモ光 | @nifty | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | V6サービス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)無料 |
ドコモ光 | plala | 上り 10Gbps / 下り 10Gbps | V6エクスプレス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)無料 |
@nifty光 | @nifty | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | V6プラス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)無料 |
ぷらら光 | plala | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | V6エクスプレス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)無料 |
So-net光プラス | So-net | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | V6プラス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)無料 |
SoftBank光 | Yahoo!BB | 上り 10Gbps / 下り 10Gbps | IPv6高速ハイブリッド | 光BBユニットのレンタル必須 | 有り(光BBユニット)513円(税込)/月 |
excite MEC光 | BB.excite | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | Ipv6サービス | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)110円/月 |
@TCOM光 | @TCOM | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | v6インターネット接続 | 220円/月(ヒカリ電話、ルーターレンタルの場合無料) | 有り(Wi-Fiルーター)330円/月 |
おてがる光 | おてがる光 | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | IPv6オプション | 165円/月 | 無し |
Marubeni光 | MarubeniBB | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | v6プラス | 無料 | 無し(ルーター購入) |
OCN光 | OCN | 上り 1Gbps / 下り 1Gbps | IPv6インターネット接続 | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)550円/月 |
auひかり | au one net | 上り 10Gbps / 下り 10Gbps | IPv6インターネット接続 | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)550円/月 |
コミュファ光 | コミュファ光ホーム | 上り 10Gbps / 下り 10Gbps | IPv6インターネット接続 | 無料 | 有り(メッシュWi-Fiルーター)880円/月 |
eo光 | eo光 | 上り 10Gbps / 下り 10Gbps | IPv6インターネット接続 | 無料 | 有り(Wi-Fiルーター)105円/月 |
IPv6対応光回線のおすすめ6選
速度を求めるなら「NURO光」
オンラインゲームなどの利用でとにかく回線速度を重視したい方は、SONYが提供する光回線「NURO光」がおすすめです。
エリアにもよりますが、下りで最大2Gbpのプラン、10Gbpsのプラン、20Gbpsのプランがあります。10Gbps以上のプランの場合、提供エリアがかなり限られ、毎月のランニングコストも高くなるため、2Gbpsのプランが一番おすすめです。そもそも10Gbpsのプランに申し込んでも、利用しているルーターが10Gbpsに対応していなければ意味がないですし、対応ルーターもまだまだ数少ないです。
月額基本料金は5,200円で利用でき、必要に応じて「ひかり電話」や「ひかりTV」もご利用できます。
公式サイトでのお申し込み得点もいくつかあり、3年間継続して利用する場合は1年間の月額基本料金が980円になります。2年間の継続利用でのお申し込み得点の場合は2年間の月額基本料金が3,590円になったりと、コスパも含め、回線速度重視の方であればおすすめの回線です。
安さを求めるなら「おてがる光」
契約期間のしばりは嫌だ!毎月の料金はとにかく安くしたい!そんな方は「おてがる光」がおすすめです。
「おてがる光」の特徴はなんといっても安さです。マンションタイプの場合は月額3,608円 (税込)で、戸建てタイプでも月額4,708円 (税込)で利用できます。
更に契約期間にしばりがないので、いつ解約しても解約金や違約金が発生しません。光回線で契約期間のしばりが無く、解約金、違約金が発生しないというのは、他の光回線を比較してもとても珍しいです。
尚且つ、最安値クラスの月額利用料となってますので、料金が気になる方は「おてがる光」一択といっても過言ではないと思います。申し込みはWEBでの申し込みとなってますが、手続きの流れもHPに記載があるため、簡単に開通させることができると思います。
ドコモユーザーなら「GMOとくとくBB×ドコモ光」
スマホがドコモであれば「GMOとくとくBB×ドコモ光」がおすすめです。
スマホがドコモでドコモ光を利用すると「ドコモ光セット割」の対象になり、毎月のスマホの利用料が永年最大1,100円割引されます。
「ドコモ光セット割」のすごいところは、ドコモユーザーであれば一緒に住んでいるご家族も、離れて暮らすご家族も全員割引の対象になります。ドコモ光の契約者の三親等以内の方は、全員割引対象というエグイ割引となってます(最大20回線まで)。ご家族、親族がドコモのヘビーユーザーであれば光回線は迷わず「ドコモ光」を選択すると良いしょう。
ただし、「ahamo」は割引対象外のようですのでご注意ください。
ドコモ光は速度10Gのプランも一部地域ですが提供しています。東京、大阪、名古屋の限られた地域ですが、10Gプランも提供しています。10Gプランに関しては今後のエリア拡大を気にしつつも、「ドコモ光セット割」の恩恵を受ける為、ご家族まとめてスマホをドコモに乗り換えるのもありかもしれませんね。
IPv6対応で最大1Gbps!速いドコモ光は【GMOとくとくBBのドコモ光】
auユーザーなら「auひかり」
スマホがauであれば「auひかり」がおすすめです。
ドコモ光と同様に、スマホがauでauひかりを利用すると「auスマートバリュー」の対象になり、毎月のスマホの利用料が永年最大1,100円割引されます。
ただし、auひかりの場合はドコモ光セット割と違い、若干、割引を受ける為の要件があります。光回線だけの契約だけでなく、光電話かテレビの契約も必要のようです。「ネット+電話」、「ネット+テレビ」、「テレビ+電話」を同じインターネットサービスでご加入の場合に限るようです。
そして、一緒に住んでいるご家族は割引対象になるのですが、離れて暮らすご家族の場合は50歳以上でないと対象にならないようなのでご注意ください。あと、「povo」も割引対象外です。
auひかりの特徴として1Gの回線だけでなく、関東の一部地域ですが5Gと10Gのプランがあるのがメリットですね。
auひかり当サイト限定!最大61,000円キャッシュバック!
SoftBankユーザーなら「SoftBank光」
スマホがSoftBankであれば「SoftBank光」がおすすめです。
上記のドコモ光、auひかりと同様に、スマホがSoftBankでSoftBank光を利用すると、「おうち割 光セット」の適用対象になり、毎月のスマホの利用料が永年最大1,100円割引されます。
ドコモ光の場合は三親等以内の方が対象でしたが、SoftBank光ではそういったしばりは無いようです。戸籍謄本などを提出し、「血縁・婚姻」であることを証明できれば「おうち割 光セット」の割引対象となります。ただし、SoftBank光の場合は10回線までとなってます。
それ以外のスマホユーザーは「ビッグローブ光」
ビッグローブ光は回線速度の安定性や、サポートデスクが365日対応可能(9:00~18:00)など、老舗回線事業者としての安心感が一番の特徴です。
格安SimのBIGLOBEモバイルを利用していれば、スマホ利用料が毎月220円安くなりますし、auスマホであれば、なんと「auスマートバリュー」も対象となります。
割引対象の幅が広く、新規工事費が実質0円や4万円キャッシュバックなどのお得なキャンペーンを活用し他社回線からの切り替えににかかる諸費用をペイできるのもいいですね。
私自身もビッグローブ光を利用しており、光利用料の割引特典で戸建て利用料が1年間(税込3,850円)/月で利用でき、BIGLOBEモバイルの割引も適用させ、スマホ利用料が1年間(税込550円)/月となりました。スマホは3ギガプランです。
2年目以降でも、光は5,478円(税込)/月で、スマホは1,100円(税込)/月で十分な安さとなってます。
IPv6での光回線ご利用の注意点
IPv6の回線を契約しても、IPv6に対応したルーターが無ければIPv6でインターネットを利用することはできません。
各回線事業者によっては、IPv6に対応したルーターをレンタルできたりします。お申込み予定の事業者がルーターのレンタル契約があるかどうかの確認や、お持ちのルーターがIPv6に対応しているかどうか事前に調べておく必要があります。
まとめ
今回、【IPv6対応】元販売員が教えるおすすめ光回線比較17選というタイトルで記事を作成しましたが、光回線を提供する事業者はとても多く、割引やキャンペーンなども複雑になっています。
そんな中で次世代の規格であるIPv6を利用したインターネット接続環境を構築し、尚且つ、コスト面にも気を配りながら最適な回線を選定するのには時間がかかりますし、ある程度の知識が必要になってくるのではないかと思います。
私自身、光回線の販売経験や工事の立ち合いなどの経験がありますので、この記事ではそういった経験をもとに作成しております。光回線に迷っている方のお役に少しでもなれれば幸いです。